「大学職員の給料ってかなりいいんでしょ?」
「高級取りって聞くもんね」
そこで今回は
この記事でわかること
- 有名大学(大規模大学)だけでなく、小規模、中規模大学の年収はどうなの?
- 大学職員のボーナスは何ヶ月?
- 大学職員の福利厚生について
大学職員の待遇について紹介していきます。
よく大学職員は給料が高く、福利厚生も手厚いといわれます。
しかし実際は大学職員といっても、所属する大学の規模によって給料・年収は大きく変わります。
民間企業同様、大学業界もピンきりです。
そのため良い待遇の大学選びが重要です。

このサイトでは大学職員の本当の実情を知った上で転職してほしいため、シビアに情報を発信しています。
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高級取り?私立大学職員の《月収・年収・給与・ボーナス・手当》について
いきなりですが、ざっくりとした管理人の平均年収(手当・ボーナス含む、残業代含まない)を紹介しましょう。
✔20代前半 280万〜330万
✔20代後半 330万〜400万
✔30代前半 400万〜450万
こんな感じです。
どうでしょうか?
「大学職員ってもっともらえるんじゃないの!?」と思われましたか?
それとも「いいなあ」と思われましたか?
いずれにしてもこれが1つの大学職員の給料の現実です。
ちなみこの30代のあとは昇進などが特になければ、管理人の大学では60歳時点で480万〜590万程度の年収になります。
部課長になれば60歳時点で600万〜800万くらいまで目指すことは可能です(転職者でも可能です)。
新卒で大学職員として入職したので覚えていますが、月収は地方銀行に努めた友人の初任給とさして変わりはありませんでした。
しかし当時銀行はその後の伸びが良かったので、簡単に給料は追い抜かれていったのを覚えています。

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しかし安心してください。周りの私立大学職員の年収は高かったですよ・・・
では周りの大学職員の年収はどうだったでしょうか?
あくまで仲の良い友人たちとどのくらい?とお互い聞いていたものなのではっきりとは言えませんがだいたい予想できました。
☑中規模大学の年収は私より50万〜100万は高かった。
☑大規模大学の年収は私より100万以上高かった。
ええ、しっかり高級取りでした。
やはり学生数が多い大学(規模の大きな大学)ほど、給料・年収は高くなる傾向にありました。
ちなみになぜこれだけ年収に違いがでるかといえば、
☑昇給幅が違う
☑ボーナスの月数が違う
☑手当の種類・額が違う
☑入試手当の額が違う
からです。
30歳くらいになった当時、大規模大学の25歳くらいの子と月額がほぼ一緒だったのはびっくりした記憶があります。
思わず「高っ!」といってしまいました。
そのくらい所属する大学によって違うと思っていただければと思います。
そのため転職するならば、最初の大学選びが肝心ということです。

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《大学職員へ転職したい方へ》
大学職員転職は情報戦
大学職員の転職は情報線です。
なぜなら大学はいつ求人が出てくるかわからないからです。
昨年は求人を出していても今年は出さないという大学も多数あります。

まずは大学職員の求人情報を逃さないようにすることが重要です。
昔は大学も縁故やハローワーク、大学に求人を出す程度でしたが、今は転職サイトをようやく使うようになりました。
そのため転職サイトは最低2つ以上登録しておくことをおすすめします。

今のあなたの置かれている状況で、登録する転職サイトを使い分けておけば大丈夫です。
CASE1:大学職員に少し興味がある程度(まだ本気で転職を考えているわけではない)場合
✔まだそこまで本気で転職を考えているわけではない
✔少し大学職員に興味がある程度
⇒求人が見れるリクナビNEXTやマイナビなどに登録しておけばOKです。
必要なときに求人を確認できます。

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✔本気で大学職員含め他業種も転職を目指している
✔転職のサポートも欲しい
⇒密に連絡をとってくれるリクルートエージェントなどエージェント系の転職サイトに登録しておくことをおすすめします。
特にエージェントは非公開求人を持っているので、情報を逃したくないときはエージェント系サービスがおすすめです。
また大学によっては求人期間がとても短いところもありますので、求人情報は常に入るようにしておきましょう。
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【参考】あなたの現在の市場価値を確認
こちらは大学職員の話とは少しずれますが、現在の自分の市場価値をご存知でしょうか。
(画像引用:ミイダスHP)
私も何かあったときのために登録しているのですが、ミイダスであれば簡単に現在の自分の市場価値を計算してくれます(勇気づけられると思います)。
転職は考えているだけではなくやはり「少しでいいから行動をおこしておく」が大事なので、自分の市場価値を把握しておくことは重要です。
また企業からメールでオファーがきたりもするので、今「転職を考えているだけ」の方には転職活動の最初のステップとしては登録しやすいです。
なんとなく転職市場の雰囲気がわかります。
「転職」を少しでも考えている方の何か参考になればと思い紹介させていただきました。
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私立大学職員の様々な待遇について

私立大学職員のボーナス事情
大学職員のボーナスは民間企業に比べて「支給月数が多い」と思います。
もちろん大企業に比べると、世間の大企業のほうが多いですが、同規模程度の従業員数の中小企業に置き換えれば多いです。
こちらも大学の規模によって違いますが、4ヶ月〜6ヶ月の範囲でもらっている大学が多いですね。
また民間企業と違い夏、冬、春(年度末)の3回支払ってくれるところが多いです。

ただしボーナスは減少傾向にある
ただ、入職した10年前と比べて、大学もボーナスは減少傾向にあるのは事実です。
もちろん維持している大学もあります。
ただ実際管理人の大学も10年前から比べると1ヶ月以上減っています。
また知り合いの大学ではとうとうボーナスがなくなったという大学もありました。
それでもまだボーナスを多く頂いている大学が多いのは間違いないです。
とはいえ、大手大学はまだ「基本給が高い×ボーナスの支給月数が桁違い」なので、ボーナスが良いところに転職しましょう。

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私立大学職員の昇給事情
大学職員は毎年昇給があります。
ここが大学職員の一番いいところではないでしょうか。
何かやらかそうが、何もなさなくても毎年規定通り昇給してくれます。
年功序列が基本です。年齢とともに昇給幅は減っていきますがそれでもありがたいですね。
大手の大学であれば、昇給幅が1万〜2万強のところもあります(管理人の大学は3000円〜8000円程度です)。
また役職がつけば給与の等級が変わるため一気に昇給していきます。
ただ裏を返せばいくら仕事をしても昇給幅は変わらないため、成果に対して給料がほしい方はちょっと大学職員は向かないかもしれません。
正直先輩たちより明らかに成果を上げているのに、給料は向こうのほうが永遠に上とイライラすることもあります。。。
大手ほど昇給幅が大きいので、やはり転職するならば学生数の多い大学がおすすめです。

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私立大学職員の住宅手当(家賃補助)事情
住宅手当(家賃補助)はかなり手厚いですね。
管理人の大学では本俸が同規模大学に比べてかなり低いほうだったこともあり、住宅手当だけはかなり手厚かったです。
家賃に応じて金額は変わりましたが、数万単位の住宅手当をいただけます。
持ち家でも確か住宅手当が出ていたのはびっくりしました(そんなに支払って大学の財政大丈夫?)。

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私立大学職員の福利厚生事情
まず大前提として私立大学は「私学共済」の健康保険になります。
そしてその私学共済の福利厚生があります。
具体的には「厚生施設利用補助券」というものと「健康増進宿泊施設補助券」というものがもらえます。
簡単にいえば、特定の施設に入るときに無料になったり、割引になったりするものです。
その上で各大学の福利厚生がある感じです。
私学共済が福利厚生を出してくれていることもあり、多くの大学では独自に福利厚生を何かしているというのはあまり聞いたことがありません。
管理人の大学でもほんの少しだけ独自の福利厚生がありました。
大手大学はもっと色々な独自の福利厚生があるかもしれません。聞いたことないのでわからないですが。
ただし、学校の施設は基本的に使えるので、良い福利厚生があるといえると思います。
・学食
・図書館
・トレーニングジム
・学校が提携、保有している合宿などで使用する宿泊施設の割引等
最低限の福利厚生は私大職員はあるので、そこまで気にする必要ないかもしれませんがせっかくならば福利厚生が良い大学選びも大事ですね。

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私立大学職員の階級・役職について
大学職員の階級・役職についても少し触れておきますね。
大学職員には「身分」と「役職」があります。
身分について
「身分?」と民間出身の方は思われると思います。
「身分」は書紀、参事などといった称号みたいなものです。
日常で「身分」を気にすることはまずないですが、俸給表(号俸)や昇進などには関わってきます。
私立大学は国家公務員を意識している部分もあるので「身分」など公務員的発想で昔の名残が残っている大学が多いです。
民間企業出身の方は馴染みないと思いますが、覚えておいて損はないです。
役職について
役職は民間企業同様、係長、課長などになります。役職手当と権限が関わってきます。
役職名としては、主任、主査、係長、課長補佐、課長、部長、事務長、局長などといった役職が存在します。
役職名はある程度、どこの大学でも似通っていますが、大学によって順列は違ったりするので注意が必要です。
(例)
・A大学では事務のトップは局長、次が事務長
・B大学では事務のトップは事務長、次が局長
また身分と役職が密接に関わっている大学も存在します。
例)参事の身分で○年経験すれば課長になる資格がある等
年功序列がかなり生きている業界ですね。
入ってから覚えればいいですが、へえ〜程度に知っておいてください。

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私立大学職員の全国転勤事情
大学は基本その地に根ざしている大学が多いため、複数のキャンパスをもっていても同じ県内であることが多いです。
そのため県内レベルの転勤(異動)はありえると思います。
全国転勤はおそらくあっても全国に学校を保有している超大手大学くらいだと思います。
管理人も直接全国転勤しました!という方にはあったことはないので、推測で申し訳ございませんが。。。
ただ、大学職員として入職しますが、あくまで法人との労働契約になるので、高校や中学など大学以外の教育機関を法人が持っていればそちらへの異動もありえます。

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大学職員の健康保険
先程も述べましたが私立大学職員は「私学共済」になります。
上の世代が多いですが、下の世代もそこそこいる共済なので安定性は抜群ですね。
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大学職員の年金事情
年金は昔は私学は3階建て構造という素晴らしい作りでした。公務員と一緒です。
しかし途中で国の政策が代わり、2階建てとなりました。
それでも、通常の民間企業よりはおそらく年金は多く積み立てられていると思います。
たしか2階建てに変わるとき、そのように案内があったのを覚えています(ここはうる覚えですいません)。
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労働組合
事務職員の労働組合がある大学は私はあまり聞いたことがないですが、大手大学ならあるのではないでしょうか。
よく聞くのは大学教員は労働組合があるため、そちらに事務職員も一緒に入れてもらうケースです。
うちもそうですね。
大学職員に労働組合がないのは、大学職員はそれなりの待遇であること、また職員の性格的に従順な性格な人が多いからかなと個人的には思っています。
国立大学は組合活動が激しいイメージがあります(大学構内に組合活動の立て看板などがあったりします)。
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大学職員のローン
ローンは組みやすいですね。
私学共済もローン事業があるのでそちらで借りることもできます。
同じ職場の先輩が家を建てるとき、ローンが簡単に通ったといってました。また借りようと思えば借りれる金額も結構大きいようだったので、気をつけないとどんどん勧めてくるとも言ってました笑。
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ワークライフバランス
大学職員の一番のメリットはここでしょうね。
残業が少なく休みも取りやすい(部署によります)のでワークライフバランスは充実できると思います。
ただ、仕事のスキルアップなどはあまり期待しないほうがいいです。。。
自分でなにかをなさない限りは、他の業界へ打って出れるようなスキルは身につきません。
下手したら入ったときが一番良くて年々頭が悪くなっていく・・・ということもありえます(実際そんなことをいう転職者も多かったです)。
とはいえ、自分の時間は確保しやすいので、ぜひ大学職員を目指してみませんか?

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まとめ
いかがでしたでしょうか。
管理人の大学が基本となっているため、全国の大学に適用できる話ではありませんが、このような実情のある大学もあると認識していただけると嬉しいです。
また正直地方の大学こそ、転職者の力はかなり必要としています。
自分にはそんな特別な力ないよ!と言われるかもしれませんが、転職者が入ると良い影響が必ずあるんです。
ずっと生え抜きで大学業界にいると、社会の「普通」とずれてきます。
情けない話ですが、転職者の方の今までの知見で気づきを与えていただくことが多いです。
そのため、少なくとも現場レベルではあなたの力を必要としています。
これは間違いないですね。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも転職の参考になれば幸いです。
ぜひ大学職員を一緒に目指しましょう!